SNSで「大きな地震が来る」とデマ拡散でお祭り中止危機|探偵相談事例
「9月◯日、この地域で大きな地震が来る」――そんな投稿がSNS上で拡散され、地域のお祭りに訪れるはずだった多くの来場者が不安から足を運ばなくなってしまいました。投稿の内容には根拠がなく、主催者側も安全に開催できるよう準備していたにもかかわらず、一部のデマによって地域イベントが深刻な被害を受けるという事態に。しかも、投稿者の身元は不明なままです。「誰が、なぜ、こんな嘘を流したのか?」という不信の声が高まり、関係者からは犯人を特定し、責任を問いたいという相談が寄せられました。本記事では、こうしたSNS風評被害の実例と、その投稿者を特定するための手段として探偵調査が有効である理由を解説していきます。
【この記事は下記の方に向けた内容です】
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SNSで広がったデマにより、お祭りが中止寸前|犯人を特定するには?
SNSのデマ投稿で地域のお祭りに深刻な影響|運営委員会からの調査相談
「地震が来る」という根拠のない投稿で、来場予定者が激減しました
地域の活性化を目的に、数ヶ月前から準備を進めてきた夏祭り。ところが開催直前になって、「〇月〇日にこの地域で大きな地震が来る」という投稿がSNS上で拡散され、状況は一変しました。「危ないから行かない方がいい」といったコメントも広がり、来場予定だった家族連れや観光客のキャンセルが相次ぎました。運営委員会は「安全対策もしているし、地震の根拠はない」と何度も告知しましたが、不安の声は止まず、開催当日の来場者は前年の半分以下に激減。風評被害による経済的損失は甚大でした。「このデマを広めた人物を突き止めたい」「悪質な投稿を見逃したくない」という強い思いから、投稿者特定のための調査を依頼することになりました。
SNSで拡散されたデマ投稿の問題点
なぜ、根拠のないデマが広がるのか?
SNS上で根拠のない「地震が来る」という投稿が拡散される問題は、近年ますます増加傾向にあります。特にX(旧Twitter)やTikTokなどリアルタイム性の高いSNSでは、不安を煽るような内容が瞬く間に拡散し、多くの人が事実かどうかを確認する前に信じてしまうことが少なくありません。「身近な誰かが言っていた」「拡散されているから本当だと思った」という心理が働き、地域経済やイベント運営に深刻な風評被害をもたらすこともあります。また、匿名性の高いSNSでは投稿者の特定が難しく、責任が問われないまま情報だけが一人歩きしてしまうのです。今回のように観光イベントや祭りのような人が集まる場では、「来場者の安全を最優先に」という気持ちが働き、結果的に人が遠ざかるという現象が起こりやすくなります。
デマによる風評被害のニュース記事(2025年7月時点)
問題を放置するリスク
SNSによるデマ投稿を「仕方がない」と放置してしまうと、被害は拡大する一方です。具体的にどんなリスクがあるのか、以下に整理します。
「地震が来る」という虚偽情報が繰り返し拡散されることで、本来根拠のない話が“事実”のように受け取られてしまう恐れがあります。
一度不安を抱いた人々は、たとえ後から正しい情報を発信しても戻ってこないことがあります。地域やイベントの信頼が損なわれ、長期的な影響を受ける可能性があります。
投稿者を特定せずに放置してしまうと、悪質な投稿者が責任を問われず、再犯や模倣犯を招く危険があります。
毎年の恒例イベントでも、イメージ低下や集客減少により、スポンサー撤退や資金難に直面するリスクが出てきます。
「なぜ対応しなかったのか」と主催側に批判が集まり、地域内の信頼関係が崩れることもあります。
犯人を特定するために自分でできる対策
SNSで拡散されたデマによって実害が出ている場合、放置すればするほど状況は悪化してしまいます。とはいえ、いきなり誰かを疑って動くのは危険です。まずは、できる範囲で冷静に対策を進めましょう。
個人や団体で取り組める対策
- スクリーンショットやURLを保存する:デマ投稿や拡散された内容を記録に残すことが重要です。投稿が削除されても、証拠があれば後から調査や法的手続きに活用できます。
- 投稿時間や拡散状況を記録する:いつ・どこで・誰が拡散したのか、タイムラインを整理しておくと、拡散の起点や共通点が見えてくることもあります。
- SNSの運営会社に通報する:虚偽情報や風評被害に該当する投稿は、SNSプラットフォームに通報し、削除や投稿者への警告対応を求めることが可能です。
- 被害状況をまとめておく:来場者数の減少、売上の損失、問い合わせ件数などの影響を数値で記録しておくことで、後の損害賠償請求や調査依頼の根拠となります。
自己対応だけでは限界がある
こうした初期対応は重要ですが、犯人特定まで自力で行うのは非常に困難です。SNSは匿名性が高く、一般人にはIPアドレスや投稿元の情報をたどる手段がありません。また、感情的になって個人を晒したり犯人探しを行うと、名誉毀損や偽計業務妨害で逆に訴えられるリスクもあります。「犯人らしき人物がいる」と思っても、確かな証拠なしに動くことは危険です。地域やイベントの名誉を守るためにも、慎重かつ合法的に対応する必要があります。早い段階で専門機関や第三者の助けを得ることが、問題解決への第一歩となるでしょう。
犯人の特定には探偵調査が有効
SNS上のデマによって深刻な被害を受けたとき、個人や団体だけで犯人を突き止めようとするのは限界があります。無理に調査を進めてしまうと、間違った人物を疑ったり、逆に名誉毀損などの二次トラブルに発展する危険もあります。こうした事態を避け、事実を冷静に把握するためには専門家による調査が不可欠です。探偵に依頼することで、SNS投稿の発信元や拡散経路を独自の方法で調査し、投稿者の特定につながる証拠を収集できます。得られた証拠は、損害賠償請求や法的措置を検討する際にも大きな力となります。風評被害をこれ以上拡大させないためにも、早期の調査が鍵となります。
探偵調査の有効性
探偵による技術調査と情報分析によって、SNS上の匿名投稿者の特定が可能になります。デジタルフットプリントや関連アカウント、投稿の傾向などを総合的に解析し、投稿者の身元にたどり着くための糸口を明らかにします。個人での特定が困難な状況でも、専門的な手法を用いることで、合法的かつ確実な裏付けが可能となります。
探偵はSNS上の投稿の時刻、内容、アカウント情報、IPアドレスに関する手がかりなどから、投稿者を特定するための証拠を収集します。匿名アカウントやVPN使用などにも対応した調査が可能です。
投稿者に気づかれないよう、裏付けを取るための聞き込みやネットワーク分析を行うことができます。拡散の起点や関係者を洗い出すことで、より確実な追跡が可能となります。
収集した情報は、弁護士と連携して損害賠償請求や刑事告訴などの法的対応に活用できます。調査報告書は法的文書として証拠価値があり、裁判の場でも有効な資料となります。
問題解決のために専門家への相談を
被害を放置せず、早めに行動を
「どうせ大したことではない」「そのうち忘れられるだろう」とSNSでのデマ投稿を軽視してしまうと、風評被害は拡大し、地域や団体の信用を大きく損ねてしまう可能性があります。特に、公共性のあるイベントや地域活動では、参加者の不安を放置することはできません。投稿者が今も匿名のまま影響力を持ち続けているとすれば、次の被害も起こりかねません。だからこそ、「何が事実だったのか」「誰が発信したのか」を明らかにする必要があるのです。SNSの投稿者を突き止めるには、技術的知識と慎重な対応が求められます。探偵調査では、投稿の分析や拡散ルートの特定、投稿者の裏付け調査など、専門的な手法で真相解明を進めることが可能です。さらに、調査報告書は弁護士と連携して法的措置を取る際の重要な資料となり、損害賠償や謝罪の請求も視野に入れることができます。「まさか自分たちのイベントが」と思う状況こそ、第三者の視点で冷静に証拠を集めることが重要です。まずは無料相談から始めて、問題解決への一歩を踏み出しましょう。
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