訪問介護のヘルパーさんに母の私物が盗まれているかもしれない|探偵利用事例
訪問介護は高齢者が自宅で安心して暮らし続けるための大切なサポートですが、その一方で物品の紛失や金銭トラブルといった問題が発生するケースも少なくありません。特に、高齢者自身が状況を認識しにくい場合、家族が異変に気づいたときにはすでに手遅れとなっていることもあります。家族の不安を解消し、大切な財産や思い出の品を守るためにもトラブルを防ぎ安心して利用できる介護サービスを選択していきたいですよね。そのような介護士による窃盗や盗難の疑いがあるときに有効な手段が、探偵調査の利用です。自分たちだけでは確認や解決が難しい問題も、探偵のサポートを受けることで解決への道が見えてきます。今回は、実際の事例と共に介護訪問によるトラブルへの探偵調査の有効性をご紹介していきます。
【この記事は下記の方に向けた内容です】
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訪問介護における窃盗疑惑を解決するための調査
ヘルパーさんが母の物を盗んでいるかもしれない|50代女性からの調査相談
母の物が無くなっていく原因を知りたい|50代女性からの相談
母は一人暮らしをしており、数年前から訪問介護のサービスを受けています。私もできるだけ様子を見に行くようにしているのですが、最近、母の家で不可解な出来事が続いています。ある日、母が「いつも使っている腕時計が見当たらない」と言い出しました。最初は母の勘違いかと思い、一緒に探しましたが、どうしても見つかりません。その後も、棚に入れていた現金が僅かながら減っていたり、愛用していたアクセサリーがなくなっていたりと、何かがおかしいと感じることが増えていきました。母は高齢で記憶があいまいになることもありますが、母の趣味であるアクセサリーなどの管理は、普段から気をつけているようでした。家の中で紛失しただけかもしれないとは思いつつも、ここ最近のヘルパーさんの出入りが気になってしまいます。母の家には他に訪問者はほとんどいませんし、私的にはヘルパーさんが来るタイミングで物がなくなっている気がするのです。母は「ヘルパーさんは良い人だから、そんなことはしない」と言いますが、私はどうしても不安を拭えません。とはいえ、直接ヘルパーさんを疑うようなことを言うのも気が引けるし、万が一誤解だった場合には大変なことになります。どうにかして事実を確かめる方法はないでしょうか?
訪問介護による問題とは
介護訪問の特性が実際に事件に繋がっている
訪問介護は自宅でケアを受けられるため、高齢家族にとってもストレスが溜まりにくく、良いサービスですが、一方で、密室状態や介護士との関係性などから金銭トラブルや窃盗疑惑などの問題を生みやすい環境になってしまうのです。また、近年では介護業界では慢性的な人手不足が問題となっており、低賃金で働くヘルパーが多くいます。そのため、一部の介護士が金銭的な理由で不正行為に手を染めるケースが発生しニュースなどでも報道されています。
- 2025年1月 老人ホーム元介護職員、入居者23人から指輪など計3985万円相当盗んだ疑い|参考元:読売新聞オンライン
- 2024年10月 川崎、訪問介護の職員が利用者から2万2千円盗む 市が事業者を処分|参考元:カナロコ
- 2024年4月 訪問介護先で現金盗んだ疑い、ヘルパーの女逮捕|参考元:京都新聞デジタル
介護士による窃盗問題が起こる背景
主に物の紛失や金銭トラブルなど窃盗疑惑に繋がる問題が起きてしまう背景として以下のような原因が挙げられます。そのため、家族が注意を払い、違和感を覚えた際には速やかに対策を取ることが大切です。
訪問介護は、利用者の自宅で行われるため、家族が不在の時間帯にヘルパーと利用者が1対1の環境になることが多く、トラブルが発生しやすい状況になりやすい。
高齢者の場合、記憶力が低下しているため、物がなくなってもどこかに置き忘れたのか盗まれてしまっているのか判断が付きにくく、実際に盗難にあっていても気付きにくい事や、認知能力の低下を理由に隠蔽されてしまうことがある。
介護訪問におけるヘルパーの窃盗疑惑において家族が取れる対策
訪問介護中に高齢者の私物がなくなるという問題は、家族にとって非常に深刻な不安要素ですよね。しかし、証拠がないままでは対応が難しく、下手に行動するとトラブルを悪化させる可能性もあります。そのため、まずは冷静になり状況を整理した上で対策を行なっていきましょう。
家族ができる対策
- 状況の判断:「物がなくなった=盗まれた」と決めつける前に、まずは家族の手で状況を整理し、具体的な疑わしい点を明確にしましょう。
- 私物の管理:万が一の盗難を防ぐためにも、家族が積極的に物品管理を行うことが重要です。普段から管理を徹底することで、異変に気づきやすくなります。
- 家族の状態と照らし合わせる:高齢者家族の物忘れが激しくなっていないか、確認し普段の状況などをヒアリングして介護士に不審な点がないか確かめましょう。
直接ヘルパーに問い詰めるのは避けるべき
窃盗の疑いがあるからといって、証拠がないままヘルパーを問い詰めることは避けるべきです。誤解があった場合、利用している介護サービスの契約に影響を与える可能性があります。直接ヘルパーを問い詰めることで以下のようなリスクが考えられます。疑惑が濃厚な場合には、事実を確かめるためにご自身の判断で無闇な行動をせずに警察や調査の専門家を頼りましょう。
- 相手が警戒し、証拠が隠される可能性がある
- 介護事業所側に「クレーマー」と見なされ、対応を受けにくくなる
- 高齢者本人が介護サービスを受けられなくなるリスクがある
- 誤解だった場合、人間関係が崩れ、介護の質に影響を与える
ヘルパーによる窃盗疑惑には探偵調査が有効
事実確認と証拠収集が必要
訪問介護における窃盗疑惑を解決するためには、まず状況を正確に把握することが重要です。疑惑の段階で感情的になると、証拠が不十分なまま問題が複雑化する可能性があります。だからこそ、まずは何故物が無くなってしまうのか確かめ、実際に介護士と関係があるのか確かめた上で証拠を収集していく必要があります。しかし、家族だけでは証拠を集めるのが難しく、介護事業者や警察に相談しても対応が進まないことがあります。こうした場合、探偵調査の利用が有効です
探偵調査の有効性
探偵は室内の状況やヘルパーの行動を記録し、不正の証拠を確保します。実態を確認し、紛失が発生しているタイミングの特定を行い、窃盗の場合には証拠を収集していきます。実態確認とともに証拠を収集し、確実な裏付けを取ることができるため、その後の対策や解決に活用できます。
直接ヘルパーを問い詰めると証拠を隠される恐れがありますが、探偵は気づかれないように調査を進めます。高齢者本人にも負担をかけず、客観的なデータを集めることで、家族間のトラブルを回避しながら状況を把握できます。
収集した証拠は弁護士と共有し、必要に応じて法的措置を進める際に活用できます。介護事業所に証拠を提示して対応を求める場合にも、探偵の報告書が信頼性の高い資料となり、解決へとつながります。
訪問介護における窃盗疑惑の解決は専門家に相談を
専門家へご相談ください
訪問介護は高齢者の生活を支える重要なサービスですが、残念ながらトラブルが発生するケースもあります。物の紛失や金銭の減少に気づいたとき、それが単なる思い違いなのか、意図的な盗難なのかを判断するのは簡単ではありません。しかし、証拠がないまま疑うと、家族間や介護サービスとの関係が悪化する恐れもあります。もし「ヘルパーが母の物を盗んでいるのでは?」と不安を感じたら、一人で抱え込まず、まずは専門家に相談してください。相談することで、状況を整理し、適切な対応を取るためのアドバイスを受けることができます。大切な家族の安心を守るためにも、専門家の意見を参考にしながら、確実な解決策を見つけていきましょう。
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