浮気をしたけど、親権は諦めたくない…妻の育児放棄疑惑を離婚調停で立証したい|探偵利用事例

「浮気した側は親権なんて無理…」そう思い込んでしまっている人は少なくありません。確かに、離婚の現場では印象として、有責側が不利に見える場面が多くあります。さらに、父親側の親権獲得率はおおよそ1割前後と言われることもあり、気持ちとして「詰んだ」と感じてしまうのも無理はありません。ただ、ここで多くの人が誤解しやすいのが「浮気の有無=親権の可否」ではないという点です。実際に調停・審判で重く見られるのは、普段どちらがどれくらい育児をしていたか という「生活の中身」です。送り迎えは誰がしていたのか、病院や保育園の連絡は誰が担当していたのか、夜の寝かしつけはどう分担されていたのか。そういった日常の行動の積み上げが、第三者にも分かる形で残っているかどうかが、判断の中心になります。これが理解できないまま感情で進めてしまうと、調停で材料不足になり、主張が押し負ける可能性があります。本記事では、浮気をしたことで有責配偶者となってしまった夫が、「どうしても親権が欲しい」と立ち上がり、自身の育児実績と妻の育児放棄疑惑の証拠収集を探偵に依頼したケースをご紹介します。浮気をしたことで親権を諦める前に、証拠の力で調停を有利に進められる可能性があります。「まだ準備できていない」その時間こそが、相手側にとってのアドバンテージになります。
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【この記事は下記の方に向けた内容です】
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浮気したけど親権は取りたい人へ|証拠の整え方と注意点
どうしても子供と別れたくない…離婚調停に備え、証拠を集めたい|30代男性からの調査相談
「浮気した父親に親権なんて無理」──そう言われたが、諦めたくない
私の浮気が妻にバレ、離婚を請求されました。それ自体は受け入れるつもりです。しかし、一人息子の親権だけは、どうしても妻に渡したくありません。というのも、妻は子どもを置いたまま夜遅くまで外出していた日が続いた時期があり、私から見ると「育児放棄気味なのでは?」と感じる場面が何度もありました。その点を指摘しても、妻は「何が悪いの?」という態度で、改善されないまま今に至ります。調停では息子の親権を争う流れになっています。夫側が親権を取ることが簡単ではないのは理解しています。それでも、普段の育児は私が担っていた部分が確かにあります。そこだけはきちんと伝えたいと思っています。弁護士からは「あなたがどれだけ日常のケアをしていたか」「妻にどれだけ育児に抜けていた時間があったか」を、主観ではなく記録として揃えるよう助言され、探偵への相談を決めました。

浮気の過去が親権に与える影響
「浮気をしたからだめ」ではない?親権に直接関わる「育児実績」
離婚の場面では、浮気をした側が「印象として」不利に見られやすい場面があります。さらに一般論として、父親側が親権を得られる割合は おおよそ1割とも言われており、気持ちとして「自分は不利」と感じるのも無理はありません。有責配偶者である父親側が親権を獲得することは簡単な道のりではありませんが、「難しい=絶対に無理」ではありません。親権は人格の善悪や過去の過ちの有無で決まるのではなくどちら側に子どもを置いたほうが安定して生活できるかという視点で整理されます。そのため、浮気という過去があったとしても、相手側に「育児が十分ではなかった期間・場面」があればそこが素材として検討される余地があります。調停で重く見られやすいのは、日々の平均行動(送り迎え・通院同伴・日常ケア) です。言い分ではなく「第三者が読める形でこの日常の積み上げを示せるか」──ここが現実の分岐点になりやすいです。
証拠収集を怠るリスク
調停の席では、「私はちゃんと育児していた」「相手は育児放棄のような行動が多かった」──このような 言い分だけでは、ほぼ届きません。評価されるのは主張ではなく 裏付けです。つまり、証拠化しないまま時間だけが過ぎることが
一番の失点になりやすいという構造です。以下に、証拠収集を怠った場合のリスクについて見ていきましょう。
「ちゃんと育児していたのは自分だ」という主張があっても、調停ではそれだけではほとんど届きません。誰がどれだけ関わっていたかは印象ではなく事実として示す必要があります。朝の支度、保育園の送り迎え、通院の付き添い──そういった日常の行動は、積み重ねて初めて育児の実態になります。ところが記録がなければ、その積み上げも「言い分」と片付けられてしまいます。つまり、やったつもりの育児は、残していなければ無かった扱いになることがある、ということです。
妻の外出が多かった、子どもを置いて出かけていた場面があった──それがどれほど気になっていても、記録化されていなければ、調停では単なる不満に分類されやすくなります。時刻、頻度、行動の連続性。そこに数字と状況が付いた瞬間に、初めて事実と認められます。証拠化されていない疑念は、ほぼ届かないのです。
調停者は、当事者の気持ちを「信じる・信じないで判断しているわけではありません。外部の第三者がその関係性を理解するには「事実ベースの証拠」が必要になります。誰が何を、いつ、どれだけ担っていたか。その骨組みが無いまま「妻は育児放棄気味だった」「自分は育児していた」と説明しても、調停者はどこを基準に聞けばいいのか分からないのです。つまり、証拠を残さないということは、最初から理解の土台を用意できていないということです。
いちど「浮気した側」「育児放棄ぎみ」などの印象が強く貼りつくと、当人の意図とは逆に、話がすべてそのラベルの方向に引っ張られてしまうことがあります。調停は イメージがそのまま評価に変わる場ではありませんが、裏付けが無いまま話すと、印象の方が先に走ってしまうものです。だから「違う」「たまたま」の説明より先に、どれくらい続いていたのかを示せる材料が必要になるのです。
調停は、話し合いの時間が終わればそのまま前に進んでいきます。「もっと早く記録しておけばよかった」と、あとから悔やんでも、過ぎた日付を埋めることはできません。とくに、浮気や育児放棄の疑いが出ている状況では、時間が経つほど実態のメモが残りにくくなります。準備が遅れたことで、言いたかったことが証拠が無いという理由だけで扱われなかった──そういう後悔は、実際に起きます。
自分でできる最低限の対策とは
調停に入ると、あとから巻き返すのは難しくなります。特に育児に関する証拠は、日常から今すぐにでも始められるものばかりです。まずは、すぐに出来る範囲だけでも「事実として残す」動きを始めておくことが大切です。感情ではなく、日付と出来事。これが、こちら側が最低限できる土台作りになります。
個人でできる対応
- 育児の内容をスマホのメモで日にち入りで残す:短文で良いので、日付つきで「何をしたか」を残します。「例:4/23 朝の着替え、保育園送り」このように、文章として整っていなくてもOKです。
- 保育園連絡帳・欠席連絡・通院履歴を写真で保存:「誰が同席していたか」「その日の流れ」が見える物はすべて残します。チャットの欠席連絡もスクリーンショットで問題ありません。
- 買い物のレシートは誰のためが分かる形で取っておく:子ども用の買い物が多い日が続いた場合、それは育児をしていた日の根拠になります。電子レシートでも良いので、分かりやすいファイル名にしてまとめておくと、証明に使いやすいです。
- 妻の外出が気になった日は「何時〜何時、自分は何をした」を書く:たとえば「19:30〜23:10 妻、外出」など時間の幅があると、後から整理が簡単になります。感想を混ぜない方が、調停で扱いやすいです。
- 証拠になるか迷ったら、とりあえず残す:判断に迷うものをその場で捨てると、二度と取り返せません。残し過ぎより残さない方が痛いパターンが多いです。後から探偵や弁護士と仕分けすれば良いので、まずは保存を優先します。
自己解決のリスク
自分でメモを残したり、レシートを保存したり、外出時間を記録したりすることは、まず取るべき有効な準備です。ただし、それだけで親権争いに勝てるほど簡単ではありません。当事者が作った記録はどうしても主観に偏りやすいという欠点があります。調停の場では「両者の行動を比較できる形式」になっているかが重要になります。相手が弁護士を立てて反証を出してきた場合、整理不足のメモは専門家の前で説得力を欠きかねません。加えて、感情のままに動くと不利な言動が積み重なりやすく、取り返しのつかない状況を招くことがあります。特にスマートフォンへの不正アクセスや無断でのGPS設置などは違法になり得るため、自分だけで「証拠集め」を急ぐことは危険です。したがって、自力での記録は必須の第一歩である一方で、ある段階からは第三者の目で整理し直し、弁護士と連携して法的に有効な形に整えることが、結果を左右する重要な分岐点になります。まずは記録を続けつつ、早めに専門家に相談することを検討してください。
探偵調査で「言い分」ではなく見える証拠に変える
事故対応は初期対応としては有効ですが、違法行為をしてしまうリスクや十分な証拠を集められないなどのリスクもあります。こうした弱さを補ううえでは、探偵のような第三者による証拠収集が役立ちます。探偵は違法な手段を使うことなく、「いつ」「どんな行動が続いていたか」を外部の視点で切り分け、調停で比較しやすい形に整理します。依頼者が持っているメモ・連絡帳・レシート・写真・通話・メッセージ履歴などを日付順に並べ、重要点に注釈を付けてタイムライン化します。必要に応じて保育士や近隣住民からの聞き取りを行い、その日そこに何があったかを補強します。また、妻に「育児放棄気味ではないか」と疑われる行動があるなら、公開されているSNS投稿の記録や、外出の頻度・時間帯などの行動調査で「継続性」を示せる形にまとめることも可能です。こうした第三者の視点が入ることで、当事者だけでは拾いきれなかった部分が整理されやすくなります。結果として、日々の積み上げを“比較できる事実”に近い形で揃えやすくなります。
探偵調査の有効性
当事者が自分で書いたメモはどうしても言い分扱いになりやすいですが、探偵による観測記録は第三者視点で整理されます。そのため、調停の場で「比較できる資料」として受け取られやすく、説明の際の土台として機能しやすくなります。
本人が残せなかった時間帯や、記憶が曖昧な日の出来事を、時系列の空白を埋める形で補強できます。結果として、育児の続きが見える形になり、主観で語らない説明がしやすくなります。後から見返しても流れがズレにくい点が強みです。
スマホ侵入やGPS設置などは違法の可能性がありますが、探偵は合法範囲のみで収集します。また証拠はそのまま弁護士に渡せる形式に整えられるため、「材料はあるのに調停で使えない」という無駄が生まれにくくなります。
利用できる探偵調査サービス
親権争いに必要な情報収集サービス
親権争いに必要な情報収集サービスとは、離婚時の親権争いを見据えて、自分に有利になり得る証拠や記録を整理・収集する調査のことです。今回の事例のように「自分が普段どれだけ育児をしていたのか」「相手が子どもを放置していた可能性がある場面はどれだけあったのか」といった点を、調停や裁判の場で示す材料としてまとめる際にも活用できます。
今回の調査内容とかかった費用
今回の事例で依頼者が望んでいたのは、「浮気の過去はあるが、自分が子どもに関わってきた事実と、妻に育児放棄気味の行動があった可能性をきちんと示し、親権を取りたい」という点でした。調査は大きく2つの方向で進めました。まず、依頼者の育児実績を示すために、近隣住民への聞き取りで「どの時間帯にどれくらい子どもと過ごしていたか」を確認し、その内容をメモ化しました。同時に、依頼者がもともと持っていたメモやレシート、診療の履歴などを時系列で整理し、見やすい資料にまとめました。一方、「妻が育児放棄気味ではないか」という疑いについては、公開されている妻のSNS投稿を定期的に保存し、外出の頻度や時間帯を記録しました。また、依頼者と妻とのやり取りの中で、育児の状況が分かるメッセージについては、依頼者が正当に取得できる範囲のデータを証拠として保全しました。いずれも違法な手段は使わず、「比較できる事実」を集めることを重視した調査です。最終的に、これらの結果は時系列表・スクリーンショット・聞き取りメモ等をまとめた報告書として整え、依頼者はそのまま弁護士に提出し、調停の場で活用されています。
今回の事例における調査概要
- 調査内容:証拠整理と保全+聞き取り調査+妻のSNS調査+報告書作成
- 調査期間:1ヶ月(実働25時間)
- 調査費用:40万円前後(税・経費別)
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